新川センサテクノロジは,東広島市にあり,状態監視保全のための設備診断に使われる渦電流方式の非接触変位・振動計からモニタリング機器および診断ソフトウェアまでを開発・製造している.計測器メーカーであるが,振動診断スペシャリストの育成も行っており,カテゴリ I ~IVまでの訓練を一貫して提供できる国内唯一の訓練機関である.訓練会場は,従来の東広島会場に加え,2023年度から愛知県岡崎市で中京会場を開設した.
1.はじめに
ISO18436-2準拠 機械状態監視診断技術者(振動)資格認証は,機械の状態監視にかかわる振動診断技術者の業務品質,技術品質確保を目的とした認証制度である.
設備の状態を定量的に把握し,異常あるいは故障に関する原因および将来への影響を予知・予測し,必要な対策を見いだすことができる.特に原子力発電設備に係わる保守管理規定(JEAC4209)に規定され,原子力発電設備診断に関する技術指針(JEAG4221-2007)で,『振動診断技術者はメンテナンス要員として適切な力量要件を満たしているものとみなしてよい』と明記されている.
また,この資格を取得することによって下記のメリットがある.
- 技術の品質が保障される.
- 技術レベルの目安となり技術継承の物差しとなる.
- 発注先の選定条件として使用できる.
- 国内外の仕事の受注につながる.
- 国内外での議論の場で優位に立てる.(診断結果やその評価についての主張が通り,業務が効率よく進む)
2.セミナーの特長
当社の実習は,『流体励起振動,アンバランス,飛散模擬,ミスアライメント,熱曲がり』の五つの現象を1台で実現できる自社製ローターキットと,最新の回転機械振動解析システムを使用し,目の前で起きる生の異常現象を使って行う.
また,当社のセミナーでは,受講者のレベルに合わせた指導を行っている.受講者と同じ目線で教えられる教官である.
自作の動く振動教材を活用し,振動を身近に感じていただきながら,難しい微分・積分が必要な問題を,難しく考えずに簡単に計算できる方法をお教えしている.
3.訓練機関としての実績
当社は,2004年6月の第1回目から訓練を実施しており,現在までの20年間で全39回開催し,下記の合格者を輩出している.
- カテゴリ I :349名
- カテゴリII :1,263名
- カテゴリIII :323名
- カテゴリIV:35名
4.訓練機関としての特色
当社の訓練機関としての特徴は,受講者の身になって受講&受験のお手伝いをさせていただくことである.
- 業界初のハイブリッド(対面+オンライン)講義
- 充実した演習問題
- 必要に応じた補習講義の実施
- 不合格時の再受講費の免除サービス など
コロナ禍のオンライン形式から従来の対面形式も復活させ,受講者の利便性に考慮したハイブリッド形式で,ホスピタリティーを心がけている.
今後のスケジュール
2024年度のセミナースケジュールは下記のとおり.
【東広島会場】
- カテゴリⅣ[対面形式]
前期:2024年4月4日(木)~ 5日(金)(2日間)
後期:2024年5月15日(水)PM ~ 17日(金)(2.5日間) - カテゴリII[ハイブリッド形式]
2024年6月3日(月)~ 6月7日(金)
2024年10月28日(月)~ 11月1日(金)(各5日間) - カテゴリ I[ハイブリッド形式]
2024年6月17日(月)PM ~ 6月21日(金)AM
2024年11月11日(月)PM ~ 11月15日(金)AM(各のべ4日間) - カテゴリⅢ[ハイブリッド形式]
2024年10月21日(月)~ 10月25日(金)(5日間)
【中京会場(愛知県岡崎市)】
- カテゴリⅡ[対面形式]
2024年6月17日(月)~ 6月21日(金)
2024年11月11日(月)~ 11月15日(金)
試験日
- カテゴリ I ・II (第1回):2024年6月22日(土)
- カテゴリ I ・II (第2回):2024年11月16日(土)
- カテゴリIII:2024年11月16日(土)
- カテゴリIV
1次試験(択一):2024年6月22日(土)
2次試験(記述・面接):2024年7月13日(土)
皆様からのお問い合わせ・お申込をお待ちしております.
<お申し込み・お問い合わせ先>
〒739-0153 広島県東広島市吉川工業団地4-22
新川センサテクノロジ株式会社
事業推進グループ
TEL 082-429-1142 FAX 082-429-0804
E-Mail seminar@sst.shinkawa.co.jp
URL https://www.shinkawa.co.jp/sst.html
お問合せ(要望事項と送付先を入力してください。)