HST(Hydro Static Transmission)とは | ジュンツウネット21
HST(Hydro Static Transmission) 油の流れや圧力を利用して動力を伝える流体動力伝動装置のうち,油に圧力エネルギ(静圧力)を与えて動力伝達の手段とするもの(Hydro Static Transmission)をHSTと称します。HSTに使用する作動流体は,通常は耐摩耗性作動油の使用が推奨されて,粘度範囲はISO VG 32~56のものとなっています。
HST(Hydro Static Transmission) 油の流れや圧力を利用して動力を伝える流体動力伝動装置のうち,油に圧力エネルギ(静圧力)を与えて動力伝達の手段とするもの(Hydro Static Transmission)をHSTと称します。HSTに使用する作動流体は,通常は耐摩耗性作動油の使用が推奨されて,粘度範囲はISO VG 32~56のものとなっています。
自動車用トランスミッションのシフトフィーリング シフトフィーリングとは変速時の操作性を意味し,シフト操作力,シフト時間シフトのなめらかさなどから決定され,機械面ばかりでなく使用潤滑油の影響も大きくなっています。手動変速機(MT)と自動変速機(AT)の潤滑油について解説します。
トラクションドライブのメカニズムと潤滑油 トラクションドライブは,潤滑油膜を介してたがいに押し付けられて転がりあっている回転体を用い,一方の回転体から他の回転体に動力を伝達する方法です。トラクション変速機と自動車への応用,また,潤滑油の種類によってえられるトラクション係数がどのように変わるかを示します。
歯車に発生する損傷 をAGMAの分類で示しますと,正常摩耗,中程度摩耗,破壊的摩耗,歯面の疲れ,塑性流れ,歯の折損となります。破壊的摩耗以下について解説します。
省エネギヤー油で動力は節約できるか 潤滑油の面から歯車の伝達損失をへらし,効率を向上させる手段としては,(1)ギヤー油の粘度を低くして,油のかきまわし抵抗損失を小さくする,(2)油性向上剤,摩擦緩和剤(FM),固体潤滑剤などの添加剤で,歯車のかみ合い摩擦損失を小さくする,の二方法があります。
ウォームギヤーの適油選定方法 について,AGMAによる方法,Wallwork社の計算式による方法,CRAINE氏の推奨する方法,WATOSON氏による方法,日本能率協会の「潤滑管理者の適油表」による選定方法を紹介します。
アウトボードエンジン油 には,2サイクルエンジン油,4サイクルガソリンエンジン油(船外機用),ディーゼルエンジン油(船外機用)などがあります。
ジャンボジェットのエンジン潤滑油 民間ジェット機に使用されているエンジン潤滑油は,軍用も含めて米軍規格MIL-L-23699Dに定められた性能規格を満たすもので,30年以上にわたって使用されており,タイプII オイルと呼ばれています。
船舶用燃料油中のFCC触媒が与える影響 について解説します。FCC(流動接触分解法)は,高いオクタン価のガソリンを製造するもので,ガソリンの他に分解灯軽油,分解残油を生成します。使用される触媒は,分解残油に混入します。船舶用燃料油として使用されるC重油は,分解残油を含むため,機関の摩耗を増加させる恐れがあると考えられます。
船舶の補機と潤滑油 について 船舶に装備される主機関(推進用機関)以外の機器で,通常照明機器や配電盤などの電気機器及び電子機器を除いたものを補機といっています。補機に対する適応油種を示します。なお,補機の種類は非常に多いので,ここではディーゼル機関を主機関とする場合の代表的なもののみを取り上げました。