潤滑油のパッケージ添加剤 | ジュンツウネット21
潤滑油のパッケージ添加剤 とは,高度に精製された潤滑油基油に所定量の添加剤製品を添加すればそのまま潤滑油製品になるように,あらかじめ配合された添加剤のことです。一例を挙げると,マルチグレードガソリンエンジン油用パッケージ添加剤は粘度指数向上剤,清浄分散剤,流動点降下剤,酸化防止剤,摩耗防止剤などからなっています。
潤滑油のパッケージ添加剤 とは,高度に精製された潤滑油基油に所定量の添加剤製品を添加すればそのまま潤滑油製品になるように,あらかじめ配合された添加剤のことです。一例を挙げると,マルチグレードガソリンエンジン油用パッケージ添加剤は粘度指数向上剤,清浄分散剤,流動点降下剤,酸化防止剤,摩耗防止剤などからなっています。
合成潤滑油や添加剤の名前のつけ方 について解説します。合成潤滑油のポリアルキレングリコールやジエステル,添加剤のジチオりん酸亜鉛などの化合物の名前はどのような規則によって命名されているのか。また,逆に化合物の名前からそのものの組成が判断できるようにも考えられます。これらの命名法について説明します。
食品機械用添加剤 一般用とどう違う か解説します。食物への異物混入が話題になったので,機械の潤滑油剤を食品機械用潤滑油に切り替えたのですが,一般産業用機械に使われる潤滑油剤の添加剤と食品機械用潤滑油剤に使われる添加剤に違いはあるのか。また,その違いと安全性の保証を説明します。
非塩素系添加剤の実力 について解説します。極圧添加剤には,塩素が含有されていると聞きますが,地球環境・現場作業者の保護を目的に脱塩素化の動きが見られます。非塩素系潤滑油には,塩素に代わる物質としてどのようなものが添加剤として使用されているか。また,性能的に塩素入りのものと塩素が入っていないものでは違いが生じないか。金属加工油を例に解説します。
耐摩耗剤と極圧剤の作用の違い について解説します。耐摩耗剤と極圧剤とを区別する場合,摩耗を低減するのが耐摩耗剤で焼付きを防止するのが極圧剤ということになります。両者とも摩耗を低減する効果(耐摩耗性)と焼付きを防止する効果(耐焼付き性)を有しています。
各種潤滑油剤は,ベースオイル(基油)と添加剤のブレンドによって製造されています。全く同じ添加剤を同じ量だけ,違う種類のベースオイル(一般鉱物油,高度精製基油,エステル,PAO)に添加した場合,性能的にどのような違いが現れるのか,その特徴を解説します。
添加剤の寿命 について解説します。潤滑油添加剤が持つ性能の寿命は,どのくらいの期間と考えれば良いか。代表的な添加剤ごとに劣化要因・寿命について解説します。また,保管方法についても説明します。
界面活性剤の機能とその仕組み 化学構造に基づく分類で界面活性剤に属する添加剤があります。界面とは,気体,液体,固体のうちの2つの相の組み合わせ,例えば,気体・液体,液体・液体,液体・固体の接する面を意味します。この接触面に存在する界面エネルギを減少させる化学物質を,界面活性剤といいます。
潤滑油添加剤は多く添加すれば性能は向上するか 答えは状況により異なり,YesでありNoです。エンジン油の場合,配合比率を少し増やせばエンジン油の性能は少しだけ上がります。しかし,添加剤の中には配合比率をあまり高くするとエンジン油の性能がかえって下がったり,ガソリン車の排出ガス処理マフラーの触媒が劣化することがありますので,配合比率の変更は慎重に行うことが必要です。
潤滑油添加剤はどのように造られるか コンポーネント添加剤の製造に使われる主な反応方式はスルホン化,中和,アルキレーション,アミネーション,硫化,重合,縮合,エステル化などです。一つの反応で製造されるコンポーネントもありますが,多くのコンポーネントは2段,3段と異なる複数の反応の組み合わせで製造されます。