最適なメカニカルシールの選定 | ジュンツウネット21
最適なメカニカルシールの選定 メカニカルシールの選定に際しては,どのようなシールシステムにするかが信頼性の高い軸封部を得るポイントです。
最適なメカニカルシールの選定 メカニカルシールの選定に際しては,どのようなシールシステムにするかが信頼性の高い軸封部を得るポイントです。
メカニカルシールの基本構造とシールの原理 メカニカルシールは,回転軸にほぼ垂直な二つのシール端面を有する端面シールで,密封環,二次シール,ばね機構,ドライブ機構の4つの要素で構成されています。
オイルシールの保管で表面にひびが入った理由は 新品のニトリルゴムオイルシールを交換用として日光の当たる場所で長期保管していました。使用していたオイルシールが寿命で油漏れとなったため,新品のオイルシールに交換しようと取り出し組み付けたところ,ゴム材料にひび割れが発生しました。
切粉を拭き取ったのにオイルシールから油漏れするのはなぜか 機械加工を施し切粉は布で拭き取った後,オイルシールを含む各部品を組み付けました。オイルシールの使用条件である軸回転数,圧力,温度等は,標準以内で使用しましたが,標準寿命以下で油漏れが発生しました。
片持ち軸の場合の油オイルシールからの漏れについて 機械の構造上から片持ち軸で,ベアリングから遠い部分にオイルシールを装着しています。初期は問題無かったのですが,オイルシールの標準寿命より短い時間で油漏れが発生しました。
ゴム材料が硬化しオイルシールから油漏れに至ったのはなぜか 適合軸径Φ30のニトリルゴム(NBR)オイルシールを,軸回転数:3,000rpm,油種:ハイポイドギャオイル,油温:100℃で使用しました。その結果,ゴム材料が硬化しオイルシールが持っている寿命以下で油漏れが発生しました。
適正な圧入機を使用したのにオイルシールから油漏れするのはなぜか オイルシールをJISのH8公差,表面粗さ6.3μm程度で加工したハウジングに,圧入治具にてハウジング奥の突き当て部まで,油圧による圧入機を用いシールの圧入荷重以上で圧入しました。油を注入し運転を開始したところ,リップから油漏れが発生しました。
オイルシールが圧入位置より浮き出すのはなぜか 外周ゴムオイルシールをJISのH8公差,表面粗さ1μm程度で加工したハウジングに,空圧を用いた圧入機で指定された位置まで圧入しましたが,荷重を除いたらオイルシールが圧入位置より浮き出しました。
新品に交換したのにオイルシールから油漏れする理由 機械の長期間使用でオイルシールが寿命による油漏れを発生しました。そこでオイルシールを軸,ハウジングに傷を付けないように取り外し,同じ位置に新品のオイルシールを組み付けるとともに,使用していた油を全量新油へ交換し運転を開始しましたが,短時間で油漏れが発生しました。
軸にキー溝がある場合のオイルシールからの油漏れ 軸にキー溝はありましたが,オイルシールのリップはゴムの弾性体から変形しても元に戻ると思い,キー溝の上を通過させ所定位置に組み付けました。運転開始後間もなくリップより油が漏れてきましたがなぜですか。