Chevron Oronite Company LLC/シェブロンジャパン株式会社オロナイト
会社の歴史
Oronite(オロナイト)とは,スペイン語で原油を表す「Black Gold(黒い金)」を意味し,米国メジャーのSOCAL(現在のChevron)が洗浄油・馬車のスプリング用潤滑油などの石油製品にその名前を使用したことが始まりである.その後,1943年にSOCALの子会社として,石油添加剤ビジネスをグローバルに展開している.
日本では,シェブロンジャパン(株)の前身であるカロナイト化学(株)が,1961年にChevron Oronite社・(株)野村事務所・花王(株)の共同出資による合弁企業として,事業を開始した.1963年に国内初の内燃機関用潤滑油添加剤の生産を開始した.翌年には,エンジン試験設備をはじめ日本国内での研究開発,技術サービス体制をいち早く確立し,国内での市場・顧客ニーズに適合した潤滑油および燃料添加剤技術向上を図り,特に自動車,船舶,建設機械などの基幹産業発展に貢献してきた.
1989年に,より高度な技術開発および安定供給を目指して,静岡県の御前崎にプラントおよびテクノロジーセンターを建設し稼動を開始した.御前崎プラントでは,全製造プロセスを最新鋭中央制御システムと独自のブレンドシステムにより最適な生産体制を図った.1994年にISO9002を取得(その後2003年更新時にISO9001に変更),また1998年にはISO14001の認証を取得した.また,海外では1999年春にシンガポール工場が稼動を始め,既存の米国ならびにフランスの各工場と連携を取りながらグローバルな安定供給体制を確立した.
1998年秋には,Chevron Oronite社が粘度指数向上剤(PARATONE)事業をグローバルに組み込み,既存の潤滑油・燃料添加剤と合わせた総合技術力の強化を図った.
一方,テクノロジーセンターでは,日本のマーケットに向けた商品開発だけでなく,Chevron Oronite社のアジア・パシフィック地区の開発拠点として,各種ベンチ/エンジン試験,シャーシダイナモ試験,ならびにフィールド試験にも対応している.排ガス規制対応の低灰分・低リン型ディーゼルエンジン油,超省燃費ガソリンエンジン油,自動変速機油,高機能燃料添加剤など,日本市場を主眼とした高性能技術商品の総合パッケージメーカーとしてグローバルの視野で商品開発を進めている.
Chevron Texaco CorporationがChevron Corporationに社名変更し,2006年1月に社名を現在のシェブロンジャパン(株)に変更した.
拠点
海外 | |
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本社 | Chevron Oronite Company LLC(米国:カリフォルニア州,サンラモン) |
研究所 | Chevron Oronite Technology-Richmond(米国:カリフォルニア州,リッチモンド) |
Chevron Oronite European Technical Center(オランダ:ロッテルダム) | |
Chevron Oronite S.A.(フランス:ル・アーブル) | |
工場 | Chevron Oronite Company LLC(米国:ルイジアナ州:ニューオーリンズ) |
Chevron Oronite S.A.(フランス:ル・アーブル) | |
Chevron Oronite Pte. Ltd.(シンガポール:ジュロン島) | |
Chevron Oronite Brazil Ltda.(ブラジル:マウア) |
国内 | |
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本社 | シェブロンジャパン株式会社 オロナイト 〒105-6218 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー18F TEL:03-5408-1920 FAX:03-5408-1930 |
工場・研究所 | プラント・テクノロジーセンター 〒421-0693 静岡県御前崎市港6620-15 TEL:0548-63-2511 FAX:0548-63-2516 |
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