Afton Chemical Corporation/アフトンケミカル・ジャパン株式会社
会社の歴史
エチル社の石油添加剤の歴史は,ガソリンのアンチノック剤を製造するためにEthyl GasolineCorporation が設立された1924年にさかのぼる.アンチノック剤を中心に展開したエチル社の石油添加剤事業は,1975 年にBurmah Oil Companyから主として潤滑油の添加剤を製造するEdwinCooper&Company Ltd.を買収することにより更に拡大し,発展した.1992年6月にアモコケミカルの石油添加剤部門を取得したのに引き続き,1996年2月にはテキサコ社の潤滑油添加剤部門を買収し,全米で1,2位を争う有力石油添加剤メーカーと目されている.主要市場に戦略的に配備された研究開発,技術サービス,製造,販売のネットワークを通じて,技術革新や法規制に基づくニーズの変化に対応する需要家支援体制を整えている.
エチル・ジャパン(株)は1992年に重要市場である日本および極東の需要家のニーズに,より良く対応することを目的に設立された.同年,上述のアモコ社添加剤事業を軸に現地法人としての営業を開始したのに引き続き,1993年1月には永年にわたってエチル社のパートナーであった日本クーパー(株)の石油添加剤営業権を引継ぎ,日本におけるエチル添加剤事業の本格的な直接経営を開始した.また,1996年のテキサコ社潤滑油添加剤部門買収に伴い,同年7月より日本における旧テキサコブランドの製品も販売製品群に加わり,実質的に総合石油添加剤製造販売会社として活動を続けてきた.企業買収を活発にし,それぞれの事業部門がより専業化して注力することを目的として,2004年6月にEthyl CorporationがNewMarket Corporationを持ち株会社として新たに設立し,従来の石油添加剤部門は,この持ち株会社の下でAfton ChemicalCorporation(本社:ヴァージニア州リッチモンド)を立ち上げ,更なる発展を続けている.
アフトンケミカル・ジャパン(株)はその子会社として日本での事業活動を継続するとともに,日本における更なる顧客サービスの向上を目的に,2008年にはつくば研究所を一新した.また,アジアパシフィック地域への更なる製品供給向上を目指し,シンガポール(ジュロン島)の添加剤製造プラントを2016年より稼動開始した.
主要製品
燃料油添加剤
燃料添加剤 |
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ガソリン清浄剤 |
軽油清浄剤 |
セタン価向上剤 |
金属不活性剤 |
重油添加剤 |
酸化防止剤 |
油性向上剤(軽油) |
潤滑油添加剤
潤滑油添加剤 | |
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コンポーネント | 無灰分散剤 |
金属清浄剤 | |
酸化防止剤 | |
防錆剤 | |
極圧剤 | |
粘度指数向上剤 | |
流動点降下剤 | |
パッケージ | ガソリンエンジン油用添加剤 |
ディーゼルエンジン油用添加剤 | |
2サイクルエンジン油用添加剤 | |
機関車ディーゼルエンジン油用添加剤 | |
自動車用ギヤ油用添加剤 | |
ATF用添加剤 | |
油圧作動油用添加剤 | |
工業用ギヤ油用添加剤 | |
しゅう動面油用添加剤 |
拠点
海外 | |
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本社 | Afton Chemical Corporation(米国:バージニア州,リッチモンド) |
研究所 | Afton Chemical Corporation(米国:バージニア州,リッチモンド) |
Afton Chemical Petroleum Additives Ltd.(英国:ブラックネル) | |
Afton Chemical Suzhou Co., Ltd.(中国:蘇州) | |
主要工場 | Afton Chemical Corporation(米国:イリノイ州,ソージェ) |
Afton Chemical Corporation(米国:テキサス州,ポートアーサー) | |
Afton Chemical Corporation(シンガポール:ジュロン島) | |
Afton Chemical Corporation(ベルギー:フェルイ) |
国内 | |
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本社 | アフトンケミカル・ジャパン株式会社 〒102-0093 東京都千代田区平河町2-16-1 平河町森タワー7F TEL:03-5210-4862 FAX:03-5210-4902 |
研究所 | つくば研究所 〒300-2635 茨城県つくば市東光台5-9-4 TEL:029-847-1061 FAX:029-847-1063 |
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