Infineum ／インフィニアムジャパン株式会社
会社の歴史
Infineumは，Exxon Chemical Companyの添加剤部門PARAMINSとShell Additivesが世界的に事業統合して1999年1月1日に営業を開始した，ExxonとShellの折半出資による合弁会社である．PARAMINSもShell Additivesもともに世界規模で石油添加剤事業を展開し，技術的にも世界をリードしてきた．したがって，Infineumは，潤滑油用および燃料油用添加剤事業ではすでに65年以上の経験を有しており，グローバルな販売網と，高い添加剤技術により強固な事業基盤を築き上げている．
本社はイギリスのオックスフォード近郊のミルトンヒルにある．テクノロジーセンターは，アメリカ，イギリス，中国，日本に配置されており，世界の20ヵ国以上に添加剤製造プラントがある．セールスオフィスを世界の60ヵ国以上に有し，100ヵ国以上の顧客に製品を供給している．
Infineumの取り扱い製品は次のものがある．自動車クランクケース・エンジン油用添加剤，船舶用油用添加剤，モーターサイクル用エンジン油用添加剤，燃料油用添加剤，それに自動車用自動変速機油用添加剤である．Infineumは，PARAMINSとShell Additivesが保有していた高い技術を統合し，各用途へ最適なフォーミュレーションを提供している．また，製品の品質管理システムはグローバル・スタンダードに基づいて行われる．アジア地域のビジネスセンターは，シンガポールに置かれ，アジア各国での販売活動を統括している．営業拠点は，日本，中国，韓国に置かれ，効率的にアジア全域をカバーしている．シンガポールには総合製造プラントがあり，アジア地域での製造拠点となっている．また，中国の錦洲（Jinzhou）に，中国資本との合弁による添加剤製造プラントがあり，2016年4月からは上海近郊の張家港（Zhangjiagang）で自社工場の稼動を開始した．
インフィニアムジャパンは，Infineum設立と同時に傘下の100％子会社として1999年1月1日から事業を展開している．エクソン化学の添加剤部門とシェルジャパンの特殊化学品部添加剤部門が統合し，インフィニアムジャパンとして，各々の製品ラインを取り揃えて石油添加剤の輸入・販売及び開発を行っている．
