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大型構造物の表面加工 | ジュンツウネット21

大型の構造物を現地に据え付けたまま表面加工した事例を紹介します。

現地機械加工

巨大なハウジングを有するメイン設備が最近,部分的に摩耗してきています。取付け部品の厚みを変えたり,ライナーを厚くしたりして凌いでいるがそろそろ限界です。ハウジングを取り替えるには高額な費用がかかるし,取替のために設備を長時間停止しなければなりません。何か良い方法はありませんか。

解説します。

一般に大型の構造物では,特に摩耗などが激しいところにはライナーを取り付けて,摩耗したときはその部分のみ取り替えることで,大型構造物がほぼ永久に使用できるように設計されております。

しかし,実際には,ここに落とし穴があります。何回かライナーを取り替えているうちにライナーにたたかれて構造物本体が摩滅することがあります。

しかもそれは平らではなく部分的な摩耗として現れます。一度この状態になると,ライナーと構造物の間に隙間ができて水が入ったり,ますますたたかれたりすることになります。

そこで,図1に示すように,大型の構造物を現地に据え付けたまま表面加工した事例を紹介します。通常,機械加工の場合,実際に加工するツールは比較的小型であり,大物加工の機械はベッドが大きいだけです。

機械加工工場を調査するとき,加工機械が移動可能になっている場合,いろいろなものに対応可能な,柔軟性がある工場として評価されます。この考え方を取り入れて,大型構造物をそのままベッドとして利用するというものです。

したがって,加工設備の主要部を工場の加工設備より取り外し,構造物をベッドにして,据え付けます。このとき最も大切なことは据え付け精度です。現場の芯にあわせて,慎重に実施してください。

また,せっかくの機会ですので,構造物のライナー取付部に耐食,耐摩耗を考慮した溶射肉盛りを施工するのも良いことだと思います。

しかし,いずれも高度の技術を必要としますので,専門家の検討,指導を要請してください。

巨大ハウジングの現地加工
図1 巨大ハウジングの現地加工

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部

アーステック



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最終更新日:2020年3月6日