配管継手から油が漏れ出しました。ねじ部を洗い,シールテープをまいて締めなおしましたが,かえって漏れがひどくなりました。再度やり直したのですが漏れの程度は良くなったのですが完全には良くなりません。何か間違いをしているのでしょうか。
解説します。
配管継手シールテープの使い方について
漏れが止まらないということには,液体の条件,ねじ部の状態,配管全体の取り合いなどいくつか原因が考えられますが,今回はシールテープの使い方について説明しておきます。
シールテープはねじ部の漏れ止めに必要なものです。テフロン製で,200℃程度までなら十分使用可能です。しかし,その取り扱い方には図1に示すように基本的な原則があります。これを一つ一つチェックした再度締めなおしてください。
(1)ねじ先端から1~2山あける
(2)1.5~2回転程度巻きつける
(3)配管のねじに合わせて,先端部から奥にラップさせなから右回りに巻く
図1 シールテープの正しい巻き付け方 |
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