潤滑油そこが知りたいQ&A

搬送ローラーのベアリングシール油漏れトラブル | ジュンツウネット21

当工場では,景気の回復で,昨年末より徐々に増産しております。したがって,ラインスピードが上がり,それにつれて搬送ローラーのベアリングの温度が上昇してきました。搬送される製品も温度が高いので周囲も高温です。グリースがシール漏れするようになりました。いまのうちに対策を講じないと大変なことになると思います。潤滑剤で解決できるのか,構造的に改善しなくてはならないのか教えてください。

解説します。

搬送ローラーのベアリングシール油漏れトラブルについて

どのようなベアリング構造なのか,どのようなグリース供給設備になっているのか,不明ですので,一般的なことを述べます。参考にしてください。

まず,原点に返って潤滑剤について,グリース給脂が良いのか,冷却効果が期待できる潤滑油循環システムが良いのか,あるいはオイルミスト給油がよいのか再検討してください。

ここではグリース給脂のケースで説明します。

グリースは常識的には120℃ぐらいが使用限度です。しかし,メーカーによっては耐熱グリースを製造しておりますので,専門メーカーに条件を示して相談してください。

次に給脂方法ですが,手差し給脂の場合は耐熱グリースをそのまま給脂してください。さらにベアリング周囲を冷却するか,防熱処置を計画してください。ベアリングの温度が低ければそれだけグリースの潤滑効果が期待できます。

集中給脂を採用している場合はグリースを選択するとき,圧送性が問題になりますので注意してください。さらに,配管を冷却して,グリースが途中で軟化したり,硬化したりするのを防止してください。

共通の問題として,ベアリング自体を冷却することは,大変効果のあることです。さらに,軸受のシールについては,高速化し,温度上昇があることを踏まえて,改善してください。

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部

アーステック



「技術者のためのトライボロジー」新発売!
「技術者のためのトライボロジーお申し込みはこちら

「潤滑剤銘柄便覧」2024年版 発売中!
「潤滑剤銘柄便覧」2024年版ご注文はこちら

「ILDA 2020 -ASIA-(International Lube Data Book)」 発売中!
「ILDA 2020 -ASIA-(International Lube Data Book)」ご注文はこちら

「やさしいグリースの話」発売中!
「やさしいグリースの話」お申込みはこちら

ジェーシーサービス
○ジェーシーサービス
省エネルギー,省資源を通じお客様と地域環境との潤滑剤になることを目指しています
http://www.jcs-oil.jp/

最終更新日:2022年11月28日