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自動タレット旋盤の加工精度不良 | ジュンツウネット21

購入してから10年以上経過した自動タレット旋盤を使用しています。最近,加工精度にばらつきがあり,問題になっております。原因を追究したところ,サドルスライド部にかなりのギャップがあり,六角タレット割り出し部にもガタがあることがわかりました。今すぐ,長期間停止することは生産の都合でできません。対処方法や事例を教えてください。

解説します。

自動タレット旋盤の加工精度不良について

この状態は致命的な問題です。加工精度のバラつきの他に,誤動作による,ワークホルダーの破損事故を招くこともあります。至急対処してください。

さらに詳しく確かめるためには反圧力側のホースをはずして加圧し,ピストンからの漏れを調べてください。

本来ならばオーバーホールを実施すべきですが,部品を用意してあっても10日ほどの設備停止が必要です。したがって,設備停止可能な時期まで応急処置をすることをお勧めします。

応急処置の事例を紹介します。

図1にサドル部を示します。

サドル部
図1 サドル部

ギャップの原因はスライドギブ自体の摩耗が激しいことでしたので,図2に示すように,ギブに100mmの同質材料を追加溶接し,フライス加工後すり合わせ仕上げし,組み付けました。

スライドギブの溶接

○鋳鉄補修用低温溶接棒を使用する
○100~200℃で予熱を行う
○溶接後フライス加工する
○最後にキサゲ仕上げする

図2 スライドギブの溶接

次に図3に六角タレット部を示します。

六角タレット部
図3 六角タレット部

六角タレット割り出し部のガタをなくすためには,駆動軸を新たに作る必要があります。しかし,材料手配だけでも1週間かかりますので,次の応急処置をしました。(図4参照)

(1)ベベルギヤのノックピンは一合わせが難しいので,現在のピン穴を13mmのテーパーリーマで仕上げ,13mmの長いノックピンを打ち込む。
(2)反対側のキー溝を0.05mm程度加工して,その寸法に合わせて,キーを打ち込む。

六角タレット割り出し軸
図4 六角タレット割り出し軸

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部

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